WindowsでOpenCV C++を使用する方法(Visual studio)

Windows Visual studio 2019からOpenCV4.6.0 C++のアプリケーションをビルドして動かす方法です。

やり方を載せているところは無数にあるので、最も簡単に動かすところまで行きたいと思います。

手順

  1. OpenCVのインストール

    以下のページから"opencv-4.6.0-vc14_vc15.exe"というEXEファイルをダウンロードします。

    Releases · opencv/opencv · GitHub

  2. "opencv-4.6.0-vc14_vc15.exe"を実行します。この時インストールするディレクトリ(以下、${opencv_dir})はどこでもOKです。

  3. 環境変数に以下を設定します

    • 名前:PATH
    • 値:${opencv_dir}\build\x64\vc14\bin
  4. Visual Studioを起動して、空のコンソールアプリケーションを作成します。

  5. ソースコードに以下を記載します。cv::imreadの引数は、自分の持っている画像を指定します。

    #include<opencv2/opencv.hpp>
    
    int main(int argc, char* argv[])
    {
     cv::Mat img = cv::imread("C:/work/tmp.jpg");
     cv::imshow("", img);
     cv::waitKey(0);
     cv::destroyAllWindows();
    
     return 0;
    }
    
  6. プラットフォームをX64にします。

  7. プロジェクト->プロパティ から以下を設定します。

  8. C/C++ -> 追加のインクルードディレクトリ:${opencv_dir}\build\include

  9. リンカー -> 全般 -> 追加のライブラリディレクトリ:${opencv_dir}\build\x64\vc14\lib
  10. リンカー -> 入力 -> 追加の依存ファイル:opencv_world460d.lib

※追加の依存ファイルは、デバッグビルドの時はopencv_world460d.lib、リリースビルドの時はopencv_world460.libを使う。

再生ボタン押して、デバッグを開始すると、指定した画像が表示される。